オタフク滑車について
otafuku pulley
林業、土木工事、船具など多岐にわたる業界で使用され続ける滑車
滑車とは、ワイヤロープをシーブ(車輪のようなもの)に巻きつけて、ワイヤの向き(力)の方向を変える機械です。古くから井戸の釣瓶などで使われてきました。
「オタフク滑車」は40年余りの製品供給実績を基に、日々改良を図っており幅広いラインアップで、林業、土木工事を始め、ゴルフ練習場のネット張り、船具など多岐にわたる業界でご愛用いただいております。
SB型
シャックル式 オタフク滑車
単純な構造のため、使用荷重を大きくとれますが、滑車の取付向きによりシーブの方向が決まりますので、ワイヤの取り回し計画を厳密に決める必要があります。土木工事などクレーン用途として使用されるのは、ほとんどがこのタイプです。

SB型(シャックル式1車)
オタフク滑車

SB3

SB4

SB5~SB8

SB10~SB12
SBW型(シャックル式2車)
オタフク滑車

SBW4

SBW5~SBW8
SBO型
オーフ式首廻り オタフク滑車
首廻りの部分が回転するため、滑車の取付方向にかかわらず、シーブの向きを自由に設定出来ます。滑車の取付向きが決まっている場合でも、ワイヤの取り回し計画の変更に柔軟に対処ができます。
首廻りの先端は、小判型のオーフ式。ゴルフ練習場のネット張りなど、設備の一部としてご使用の場合はオーフ式をお選びください。

SBO型(オーフ式首廻り1車)
オタフク滑車

SBO3

SBO4

SBO5~SBO6

SBO7~SBO8

SBO10
SBOW型(オーフ式首廻り2車)
オタフク滑車

SBOW4~SBOW5

SBOW6~SBOW8
SBH型
ハッカー式首廻り オタフク滑車
首廻りの部分が回転するため、滑車の取付方向にかかわらず、シーブの向きを自由に設定出来ます。
滑車の取付向きが決まっている場合でも、ワイヤの取り回し計画の変更に柔軟に対処ができます。
首廻りの先端は、着脱の容易なハッカー式があります。頻繁に着脱する場合は、ハッカー式が最適です。

SBH型(ハッカー式首廻り1車)
オタフク滑車:フックタイプ

SBH4

SBH5~SBH6

SBH7~SBH8

SBH10
SBHW型(ハッカー式首廻り2車)
オタフク滑車:フックタイプ

SBHW4~SBHW5

SBHW6~SBHW8
オタフク滑車の選び方
オタフク滑車の選び方
How to choose
まず、ワイヤロープの取り回し、滑車の配置レイアウトを決めます。次にワイヤ張力、径、種類、速度など諸条件を決めた上で機種の選定を行ってください。
シーブ径の選択
ワイヤロープには、シーブに沿って曲げられる際に曲げ応力が発生します。この曲げ応力は曲げ半径が小さい(シーブ径が小さい)程大きくなり、疲労破断によりワイヤの寿命が短くなります。
一方、シーブ径を必要以上に大きくすると滑車価格が高価になり非経済的です。
そこで、これらのバランスを考慮して各業界で法規や規則などで D/d (シーブピッチ円直径とロープ径dとの比)が規定されています。滑車のシーブ径の決定は、使用用途に関連した法規などをご確認のうえ決定してください。
また、シーブは耐摩耗性に優れた焼入れシーブ(Hタイプ)を用意しています。クレーン設備のように常時ワイヤを高速で巻き取る場合はHタイプを、ネット張りのようにワイヤをあまり動かさない場合はFタイプ(焼き入れ無し)を、ご選択ください。
使用荷重の確認
使用荷重とは、下記のとおりです。荷重よりワイヤ張力を計算し、仕様表の使用荷重以下になるようにご確認ください。
使用荷重
使用荷重とは 滑車の取付部分 (シャックル・オーフ・ハッカー)に作用する力のことを言います。

図は
使用荷重=2Tcosθ となります
(T:ワイヤ張力 θ:ロープ角度)
例えば 井戸の釣瓶のように真上に滑車を取付けて (θ=0)荷物を上げる場合は
使用荷重=2×荷物の重量
となります
※実際には抵抗損失が発生しますので、上記の計算の5%程度の余裕を考慮してください
オタフク滑車を安全にお使いいただくために
オタフク滑車を安全にお使いいただくために
Safe Handling
まず、ワイヤロープの取り回し、滑車の配置レイアウトを決めます。次にワイヤ張力、径、種類、速度など諸条件を決めた上で機種の選定を行ってください。
折りピンの固定
シャックルの固定は多くの機種で、折りピン式になっております。索道などで滑車を寝かせてご使用の場合は特に、ロープ張力が0から変動する場合、荷重衝撃で折りピンが抜け落ちる場合があります。折りピンは番線などで固定してご使用願います。
シーブ溝のロープ傷
稀に、シーブ溝にワイヤロープの形をした傷が入る場合があります。これは、焼入れシーブ(Hタイプ)の場合でも同様で、特に林業など同一荷重でも土木に比べて小さいサイズの滑車をご使用になる場合に多く見られます。ワイヤロープが均一にシーブに当たっていないことなどが原因と思われます。
林業などでご使用の場合でも「クレーン等各構造規格」のD/dを参考に大きい径のシーブの使用をご検討ください。
当然ワイヤロープの寿命ものびます。
滑車内角側周辺 立ち入り禁止
ワイヤロープの引っ掛かりなど予想しない荷重が作用する場合があります。一般的には巻き上げ機に過負荷制御機能があるケースは残念ながら少数です。
従って、滑車が壊れワイヤロープが跳ねることを前提にし、滑車の内角側周辺には立ち入らない作業計画をお立てください。

定期点検
ワイヤロープと同様に滑車についても定期的に点検を行ってください。



